【PS4】「ファークライ5」レビュー。良いところとイマイチなところ。

ファークライシリーズの最新作である「ファークライ5」、まだまだクエストは山ほど残っていて、モンタナ州ホープカウンティでの冒険が終わることはなさそうですが、とりあえずエンディングは迎えました。プライマルより丸2年ぶりのファークライをめっちゃ楽しんでおりますが、イマイチなところもゼロでは無かったので、良いところとまとめてみました。

⭕良いところ

⭕いつものファークライ

舞台が現代アメリカの片田舎になっただけで、基本的にやることはいつものファークライです。大自然でのんびり暴れる感じや、拠点に野生動物を放って混乱を観察したり、少しずつ増えていく武器を選ぶ楽しさ、そしてちょっとひねくれたストーリー。自分がファークライに求めているものは全て詰まっていました。これよこれ、コレがやりたかったのって感じです。ストーリーも最後までファークライっぽい皮肉の利いた話で好きです。ただ、パガン・ミンの時のような生殺与奪の選択肢はあっても良かったかな?

FARCRY5
そういえば地味ながら大きな変更点として、洋ゲースタイルの×決定が○決定に変更されてました。

⭕バカゲーっぽさも健在

ストーリーと一切関係なく、しかも解説がアホらしいクラッチ・ニクソンというスタントマンの話とか、登場するキャラクターの絶妙な頭おかしさとか、シリアスなストーリーの中に紛れているバカっぽいクエストも健在です。ゲームの舞台がプライマルの様な紀元前でも、キラットの様なヒマラヤでもないので、むしろその辺のネタっぽい話もうまく舞台に溶け込んでいると思いました。イエティや宇宙人の話もワクワクしますね。

FARCRY5 クラッチ・ニクソン
所々に存在するクラッチ・ニクソンのスタントポイント。なんか音楽かかってるし、花火出てるし、調べると爆発の中からコンドルが飛んでくるしw

⭕3Dマップ

オープンワールド系ゲームではマップを見る頻度というのが高く、ゲーム中かなりの時間をマップとにらめっこして過ごします。これまでは真上からの見下ろし型、2Dで描かれたマップが一般的でしたが、ファークライ5では3Dになりました。位置関係や高低差が把握しやすいですし、なにより楽しいです。このような3Dマップは「ホライゾン ゼロ・ドーン」で初めて見て感動したのですが、ファークライ5ではそれを一歩進め、制限はあるものの角度をつけたり、ある程度回転させたりできるようになっています。また主要施設が大きく置かれているのも、ジオラマ風でとてもキュート。今後のオープンワールド系ゲームは3Dマップが主流になるんじゃないでしょうか。なるといいな。
ただ、この3Dマップを眺めていると、PS4 Proのファンが爆音で唸り出すのはホライゾン ゼロ・ドーンと共通でした。3Dマップって負荷すごいんですかね……

FARCRY5 3Dマップ
見やすいし高低差も把握しやすい3Dマップ。ただ、回転角度に制限がかかっているので任意の方向を上に持ってこれないのが少し使いづらい。

⭕プライマルのビーストを継承したコンパニオン

ファークライ4からプライマルで大きく変わったのが旅のお供をしてくれるビーストでしたが、これは5にも継承され、さらに人間も仲間にできるようになった他、同時に二人まで連れられるようになりました。現代劇のためサーベルタイガーちゃんがいなくなってしまったのは悲しいですが、クマは健在です。キャラクターを二人連れると勝手に会話したりしてくれるし、車に一緒に乗ってくれたりしてキャラクターと一緒に旅してる感じがすごく楽しいです。こっちが助手席に座れば代わり運転してくれるのもすごく楽。ちょっと運転乱暴だけど。
何よりツンデレキャラのジェス・ブラックとクーガーのピーチズを連れて回ると「おいでー猫ちゃーん」とか「にゃー」とか、ジェスまじ可愛い。

FARCRY5 ジェス・ブラック
ゲーム内随一のツンデレ萌キャラであるジェス・ブラック。セリフとか普通に可愛い。隠密能力も極めて便利で、彼女に指示するだけで拠点解放できちゃう。ってか他のキャラがドンパチ暴れすぎてまともに使える人間が彼女くらいしかいない(笑)

FARCRY5 仲間による救護
自分が死んだ時も、近くに仲間がいれば助けに来てくれる。これが共闘感をすごく演出してくれて盛り上がる。もちろん仲間が死んだ時も助けに行けるので、持ちつ持たれつやっていこうっていう仲間意識が出来て楽しいです。

⭕吹き替えのクオリティは健在

ファークライ4では何と言っても藤原啓治ふじわらけいじさんのパガン・ミンを始め、アミータの園崎未恵そのざきみえさん(モイラの声優さんです)など、洋画の吹き替えをこなす声優陣による極めて質の高い吹き替えが素晴らしかったですが、ファークライ5でもその辺は全く安心して大丈夫です。ファーザーを担当するてらそままさきさんはすごく雰囲気合ってますし、洋ゲーではあまり馴染みのない気がする杉田智和すぎたともかずさんも主要な悪役としてゲーム中かなりの声を聴くことが出来ます。ただ、アニメ好きの方には杉田智和さんがシリアスなキャラクターを演じているだけで面白くなってしまう人もいるようです(笑)

FARCRY5 ジョン・シード
杉田智和さん演じるジョン・シード。罪を入れ墨してその皮を剥ぐというサイコパス。ゲーム中で仲間が皮剥されてたりしてマジ痛そうです……

⭕基地解放アニメのバリエーション

4やプライマルでは基地解放時のアニメってあまりバリエーションなかった気がするんですが、今回は基地ごとに固有のアニメになってます。カルトの旗を焼いたり、奪われていた施設を再稼働したり、細かい部分ですがレジスタンスの生活感が感じられてすごく良いですね。

❌イマイチなところ

❌クラフト(素材収集)無くなる

武器やポーチのパワーアップに必要だったクラフトは無くなり、PERK(スキル)に統合されました。「あ、コレをパワーアップしたい!」「ふむふむ、○○が必要…… この辺で出るかな?」という素材収集の楽しみがごっそり無くなってしまったのは物足りないですね。普通に冒険している時はやたら遭遇したのに、探し出すと出ない動物のもどかしさとか、ああいうのもオープンワールド系の楽しみの一つだと思うのです。クエストの中で○○を探せというのはありますが、違うんです。自分でパワーアップしたいものを決めて、それに必要なものを集めるといった能動的な作業がしたいんです。

FARCRY5 PERK
これまでは持ち運べる弾薬の増加などはポーチのクラフトでしたが、PERKに統合されました。収集が面倒くさいという事から変更されたのだと思いますが、あの作業こそが楽しいんです! 次回作ではクラフト復活希望。ちなみに各PERKのシンボルはワッペンのデザインになっていてすごく可愛いです。

❌ラジオ、曲だけに

ファークライ4では車に乗ると勝杏里かつあんりさん吹き替えによるラビ・レイ・ラナの陽気なラジオが流れていて、進行状況に合わせたジョーク交じりのトークを絶え間なく聞けました。ラジオを聞きながらキラットの山道を運転してると本当にドライブしてるみたいで楽しかったんです。プライマルでは車自体が無いのでお預け、5は車あるし現代だし楽しみにしていたんですが、残念ながらラジオは曲だけのものになってしまいました。
実際は時々ニュースとか流れてて、進行状況に合わせて変化してるんですが、ストーリーに関わっているので意図的に目立たないようにしてますね。

❌強制イベント

ファークライ5では地域ごとに一定のポイントが貯まると強制的にストーリーイベントに移行するようになりました。それこそどこに居ても何をしてても強制的にイベントが始まってしまいます。ストーリーテリングが弱くなりがちというオープンワールドの弱みを補おうと工夫した結果だと思うのですが、自分で好きなイベントを選んで進行させていくのが楽しいオープンワールドでこの仕様はちょっと抵抗ありますね。こいつには一切触れずに基地解放とか進めたいってあるじゃないですか。

FARCRY5 レジスタンスポイント
ファークライのいつものイベント、基地解放や人質解放でレジスタンスポイントが貯まり、一定のポイントに達すると強制的に悪役ごとのイベントが始まってしまいます。これはイマイチ。ただ、そのイベントの一つ、訓練による洗脳などはプレイヤーとゲーム内の主人公の境界を曖昧にするいかにもファークライといったイベントですごく良いです。

❌象とサーベルタイガーの不在

ファークライ4では象、プライマルではサーベルタイガーに乗るのがロマンだった気がするんですが、今回はロマンのある乗り物はないですね。その代わり飛行機にもヘリにも乗れるし、車のバリエーションも豊富なんですが、小奇麗な車が多く、4の時のダッシュボードが汚いオンボロ車に乗る楽しさはあんまり無いかな。好みの問題ですが、ファークライの中でマッスルカーに乗れてもあんまりグッと来ない感じ。その分、ビッグリグを戦闘用に改造した「ウィドウメーカー」でバリケードをぶっ壊しながら走るのはこれぞファークライって感じ。楽しい。ゲームの舞台的には馬に乗れると良かった気もするんですが、その辺はレッドデッドリデンプションに期待ですかね。

❌主人公のカスタマイズは今ひとつ意味を見いだせず

今作から追加されたプレイヤー自身のコスチュームのカスタマイズ要素。個人的にカスタマイズは大好きなので無いよりはあった方がいいんですが、ゲーム内での存在理由がうまく見いだせているかと言うとやや弱いです。フォールアウトみたいに三人称視点じゃないからせっかくのコスチュームもゲーム全編を通じて殆ど見えないですしね。少なくともシングルプレイではほぼ意味なし…… ゲーム内で主人公を賞金首とする張り紙がちゃんと着ているものに変わったりして細かいんですけどね。

FARCRY5 コスチュームのカスタマイズ
ゲームがゲームですので「かわいい」服は殆ど無いですが、カウボーイスタイルとか、チョッパースタイルのコスチュームは女性キャラにもすごくフィットして可愛いです。

さて、次のファークライはどこが舞台なのか、今から楽しみです。オープンワールド系のAAAタイトルとしてはその前にレッドデッドリデンプション2もあるし、GHOST OF TSUSHIMAもあるし。やることだいたい一緒なのにほんとオープンワールド系楽しい。

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