久しぶりに静電容量無接点方式キーボード NiZ plum keyboard (Chopin)
冬コミで頒布する時雨キーボード本に静電容量方式の写真が必要だったため、静電容量方式のキーボードを購入しました。キーボード本体は余ってるし、必要なのはワンカットだけだったのでなかなか手痛い出費なのですが、静電容量方式はRealForceを手放して以来ひとつも持ってないので背に腹は代えられません…… ぐぬぬ。
キーボード小冊子の静電容量無接点方式の紹介、この写真のためだけに新しいキーボード買った…… でもこのNiZ plumというキーボード、静電容量スイッチなのに #CherryMX キーキャップ対応で着せ替え放題😎 pic.twitter.com/ZoxSrWbPPI
— Romly@冬コミ 金曜日ヤ-29a (@Romly) 2017年12月14日
時雨ちゃんとメカニカルキーボードについてゆるく知る本で、キーボード全く知らなくても楽しめるというか、キーボード好きな方には何を今更な感じの本ですが、マンガもあって楽しめます。時雨島のたまもち屋さんで、メカニカルキーチェーンとセットになる予定ですので、よろしくお願いします!
閑話休題。
購入したのは中国NiZのplumというキーボードです。静電容量方式と言えば東プレRealForce、その後韓国のLEOPOLDが加わって二択だと思っていたのですが、今はこういうのもあるんですね。
こちらがNiZ plumキーボードです。DigitEvil.comによると、モデルは84EC-S、Chopinという名前があるようですが、Amazonではその手のことは書いてありませんでした。RealForceのテンキーレスモデルと同じ、オーソドックスな80% keyboard、87キーです。NiZはこれ以外にもカーソルキー部分を詰めた75%スタイルのものや、カーソルキー部分を廃した60%モデル(ただしファンクションキーはある)も出しているようです。75%以下のモデルというのは本家RealForceにはありませんから、静電容量方式としては選択肢が増えていいですね。
このモデルはLEDなどのファンシーな機能はありませんが、正面防水になっていて、お水をこぼすくらいなら問題なし。刻印は側面タイプのものを選びました。RealForce墨モデルほどではありませんが、まぁまぁおとなしめです。キートップは黒ですが、本体はガンメタル。意外と珍しい色ですよね。NiZの他の静電容量方式キーボードを見ると、オーソドックスな白が多いようです。
付属品はペライチの配列表(?)、保証書(あまり意味があるとは思えないけど)、荷重変更用のバネ、キープラー、スタビライザーの予備、そして謎のポーチ。ポーチはあまり大きくなく、何を入れるのかイマイチ不明。バネとかキープラーを入れておくのかな?
正面防水のためか、本体は側面がせり上がっていない、スイッチが見えるタイプです。PlanckとかVortex COREがそうなんですが、個人的にこのスタイル大好きです。メカメカしいのがかっこいいし、何より掃除が楽。スペースバーには大きくNiZの刻印。あとスタビライザーはCosterタイプが使われているようでした。
手前の高さは本体が2cm未満、キートップまででも3cmくらい。わりと低くおさえてあるんだなあという印象です。パームレストなしでも打ちやすそう。
そしてこのキーボードのすごいところがコレ。キーキャップがCherry MX互換の十字マウントなので、キーキャップを好きなものに交換できるのです。DSAもSAも、もちろんArtisan Keycapもどんとこい。最近はRealForce用にもこのタイプのキーキャップ変更を可能にするパーツが売っているようですが、最初からこうなっているのはありがたいですね。SAプロファイルキーキャップの静電容量方式とかもできるわけですよ!
荷重変更用のバネもついています。ディフォルトは30gで、バネをつけると10gくらい重くなるらしいですが、正確な値はわかりません。ついでにいうとディフォルトの荷重もネットで調べる限り35gという情報もあって、どっちが本当なのかわかりません。でもまあとにかく軽めで好きです。僕にはバネは要らない感じでした。
ケーブルはFILCOシリーズのように繊維カバータイプで、途中にまとめるためのバリバリがついてます。このタイプのケーブルはなんだか高級感が出て好きです。ちなみにケーブルは本体に直挿しで、取り外すことは出来ません。メカニカルキーボードだと最近はケーブルを取り外せるものが多いので、そこはちょっと不便かも。
本体裏側はこんな感じ。ケーブルは取り外せない代わりに、しっかり三方向に抜けられるようになってます。滑り止めのゴムは大きく安定感があるし、チルトスタンドもついてます。チルトスタンドだけクリアパーツでなんだかおしゃれ。
そういえばチルトスタンドって由来としては打ちやすくするんじゃなくて、ブラインドタッチが出来ない人のためにキートップを見やすくするためのものだとか。しかも足を出すと手首に負担がかかるとか…… 絶対ウソですよね!?実際チルトなしとか打ちづらくてやってらんないナリ。
というわけで、静電容量方式キーボードNiZ plumのご紹介でした。キーボードは40%で足りてるので使う予定はありませんが、ちょっと打ってみると静電容量方式独特のスコスコした感じが懐かしかったです。ちなみにこちら14,000円。RealForceより安いので、英字配列で構わなくて、とりあえず静電容量方式を試してみたい方にはとてもおすすめです。キーキャップが交換できるのもポイント。
しかも、実はプログラマブルキーボードで、Windows用のソフトウェアで配列をカスタマイズできるようです。下記ページにマニュアル等とともにダウンロードできます。パッケージの裏にQRコードが記載されていて、そのURLです。