頑張ってGherkin 30 key Keyboardを作るぞ!【Pro Microソケット化編】
組み立てを終え、ファームウェアの書き込みまで進んだGherkin 30 key Keyboardですが、残念ながら組み立てに失敗していることが判明しました(´;ω;`)
幸い、GherkinのPCBは予備が沢山あります。リベンジです。前回はどうもPro Microの取り付けに失敗していたようなので、今回は失敗してもある程度やり直しが効くよう、ソケット化というものをやってみたいと思います。
そもそもPro MicroのMicro-USBコネクタ自体が脆いようで、交換できるようソケット化して使う人も多いとか多くないとか。Gherkinの公式ブログである「40% Keyboards」でもソケット化して組み立てていますし、Pro Micro自体をどうやってソケット対応するかも丁寧に解説されています。
ソケット化のためにダイオードから切り取った足が必要になるので、真新しいGherkin PCBにダイオードをさくっと取り付けます。そして、切り取ったダイオードの足を捨てずにとっておきます。
次にPro Microをソケット対応します。ご覧のように端のブリッジがMicro USBコネクタと干渉してしまうので、切り取らなければなりません。
はい失敗したー!
丁寧に切り取るのが面倒くさくなってニッパーでバチコン行ったら折れてしまいました…… 手間を惜しんではだめですね。
幸い単なるソケットなので、折れていてもそのまま使うことができます。これでUSBコネクタの干渉はなくなりましたので、ICソケットのみ、はんだ付けしました。
次はICソケットをテープで塞ぎます。40% Keyboardsのソケット化の記事では普通のマスキングテープを使っていますが、せっかくなので、キーキャップへの転写で覚えた「カプトンテープ」を早速使いたいと思います。熱に強いので、こういう用途にちょうどいいはず。ICソケットにテープを貼り、はんだ作業の時にPro MicroがICソケットにくっついてしまうのを防ぎます。
次はテープのソケット部分にぷすぷす穴を開けていきます。あとでピン(先程取っておいたダイオードの足)を通しやすくするための穴です。ピン自体を使っても開けられますが、カプトンテープはけっこう強くて指が痛くなってしまうので、錐を使いました。
一通り穴を開けておいたら、上からPro Microを乗せ、それぞれの穴にピンを通します。ソケットの下まで指す必要がありますので、ペンチなどを使いしっかりと差し込んでいきます。
あとはそれらをはんだ付けしながら、余った足をニッパーで除去していきます。
ちょっとはんだ付けに失敗しましたが、一通りできました。ICソケットにはんだ付けしたわけではないので、ピンごとこのまま引き抜けるという寸法です。
ピンの数も多いですし、かなりしっかりと差し込まれているので、力を入れて引き抜いた結果これです。めっちゃ曲がってしまいました(笑)。曲がってしまいましたが、とりあえずは成功です。こうはならないよう、均一に力を加えられるような道具で丁寧に引き抜いて下さい……
ピンを真っ直ぐに整え、テープを剥がせば、Pro Microソケット化大成功です。
これまでの「頑張ってGherkin 30 key Keyboardを作るぞ!」はこちらです。
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