40%メカニカルキーボード! Vortex CORE 47-Key 到着
POKERなどをリリースしているVortexブランドの40%キーボード「Vortex CORE 47-Key Mechanical Keyboard」が届きましたので、ぜひ写真をご覧ください!
MiniVan Keyboardのような、数字列までも削った40%のメカニカルキーボードです。ここまで来るとチキンレースですよね。小さいほうが可愛くて机のスペースも取りませんが、キーが減ると当然使いづらくなります。
Massdropで購入しましたが、試作品といったものではないので、mechanicalkeyboards.comやAmazon.comで現在も普通に購入することが出来ます。Massdropでは1月後半にJoinして到着は3月中旬と、比較的迅速でした。
引き続き写真をどうぞー。
Vortex CORE 47-Key Mechanical Keyboard – Description and Reviews at Massdrop
https://www.massdrop.com/buy/32828
キーボードとは思えないような上品な箱に入っています。
海外のAndroid端末の箱のように、マグネットで閉じる化粧箱ですね。
箱の豪華さとは対象的に内容物はキーボード本体、マニュアル、ケーブルのみです。
マニュアルと言えば、同梱されていたものは記号キーの位置が間違っていました…… まあ、修正されたPDF版を公式サイトからダウンロードできますので。
本体側の接続はMicro USBとなります。
ちなみに、MiniVan KeyboardはMini USB。最近はUSB-Cを使うメカニカルキーボードもあるとかで、スマホ同様、なかなか統一されないですね……
側面や底面の仕上がりは極めてソリッド、とても美しいです。
本体はアルミ製で、無駄が一切なく、真上から見るとキーしか見えなくなります。美しい……
このように横から見るとスイッチが見えるキーボード、大好きです。
殆どのキーボードは周囲にスイッチより高くなった目隠しがありますけど、無い方が好き!掃除簡単になるし!
ちなみにキースイッチはCherryで、Red, Brown, Blue, Clearから選べます。Blackが無くて代わりにClearというのは珍しいですね。
私が購入したのはもちろん青軸です。クリッキー!
【追記 2017/05/29】
mechanicalkeyboards.comにBlackも発見しました。というわけで黒軸も含めて5種類選べるようです。
キーキャップはMiniVanと同じDSA Familyです。
DSAはMedium Profile, Spherical Top, Non-sculpturedの略です。Spherical以外、略になってない気が……
とにかくDで始まればMedium Profile、なければHigh Profileのようで、Sculpturedの場合はSで終わります。
一般的なメカニカルキーボードはDCS(Medium Profile, Cylindrical Top, Sculptured)が多いかと思います。
DSAはDCSと比べるとステップスカルプチャが無く、手前から奥まで真っ平らなのが特徴です。さらにこのキーボードには本体裏にスタンド的な足もついていないので、机に置いても本当に平らです。
おそらく4列だから高さがなくても打てるということなのでしょうか。後ろ足は欲しかったなぁという思いと、この高さのない見た目が美しいんだよなぁという気持ちが半々です。
キーキャップの材質はPBT(ポリブチレンテフタレート)というもので、指ざわりは極めて良好です。ずっと触っていたくなります。
(奥はMiniVan KeyboardのLightCycle Keycaps, 右は標準的なDCSのキーキャップです)
メカニカルキーボードで多いABS樹脂という材質は、ご覧のように使っているうちにテカりが発生してしまうのが欠点ですが、PBTだとそれが少ないらしいです。
自分はテカテカになるほどPBTを使い込んだことがないので、なんとも言えないのですが……
東プレのRealForceがPBTですね。
ちなみに、上のテカッテカなキーボードはMINILA Airです。汚くてすみません。
FとJにホームポジションのポッチはありませんでした。
Orée Boardの時はポッチがなくてめちゃくちゃ困ったんですが、このキーボードはなくても今のところ困ってないですね。キー自体が少ないせいでしょうか。不思議です。
重さは400gを僅かに切り、メカニカルキーボードとしてはかなり軽いです。ワイヤレスではないのでケーブルは必要なものの、軽くて小さいので、気軽に持ち運べます。
YogaBookにこれを貼っ付ければメカニカルキーボードなノートになるかな?と思ったり。YogaBook持ってないですけど。
大きさは幅が約24.7cm、奥行きが7.6cmといったところ。
奥行きはiPhone 7 Plus(7.3cm)の幅とほとんど同じ、幅はiPad Proの小さい方(24cm)ぐらい。
テンキー付きのフルキーボードなんかと比べると、いかに小さいかおわかりいただけますでしょうか。
ちなみにこの小ささにも関わらず、プログラマブルなキーボードですので、殆どのキーをハードウェア的に入れ替え可能。
キーボードだけで入れ替えが行えるので、ブートローダーと聞くと怖気づく私のような初心者にも優しいです。
スペースキーが2つに分かれているのが特徴で、ははーん、これはプログラミングで別のキーとして使えるようにだなぁ……と思ったんですが、右のスペースキーを入れ替えたところ左のスペースキーも同様に入れ替わってしまいました。がっかり。
調べてみると、ファームウェアの更新で別キーとして扱えるようになるようです。
v1.04.01に更新したところ、バラバラにプログラミングできるようになりましたが、CapsがTabに変わってしまうようです。
キーキャップの印字と変わってしまうのでご注意下さい。また、アップデートする時にプログラムがクリアされてしまうそうなので気をつけて下さい。
FirmwareはVortexgearのページにあります。マニュアルもダウンロードできます。
Vortexgear | Support
http://www.vortexgear.tw/vortex3.asp
ちなみに、右側のShift, Alt, Menu, Ctrlキーはプログラムせずともカーソルキーとしても使えます。
Win + 左Alt + 右Spaceキー
で切り替えです。
というわけで、Vortex Coreの写真いろいろでした。
到着してから一週間ほど使っておりまして、数字キーがないことへの対処もわかってきました。もう少し使ってみてから、キーボード自体のプログラミングとのどかを使ったレイアウトなどまとめてみたいと思います。
と、ちょうど記事を書いている最中にまた新しい40%キーボードがMassdropに登場しました。
Magicforceのキーボードは国内Amazonでも安く買えるので、75%キーボードを買ったことがあるのですが、LEDライティングがゲーミングキーボードっぽくてカッコよかったです。
これもLED付いてますし、右にちょっとキーが多めなので、是非使ってみたいところですが、マニュアルを見た限りスペースキーは物理的に分かれているだけで他の機能は持ってなさそう。
買うか迷いますね……
Magicforce 49-Key Mechanical Keyboard | Massdrop
https://www.massdrop.com/buy/magicforce-49-key-mechanical-keyboard
おまけ1: Vortex Core プログラミング手順
- プログラミングしたいレイヤーへ移動(
Fn + L1~L3
)します。 Fn + 右Ctrl
でプログラミングモードへ移行します。2つのスペースキーの間が青く光ります。- プログラミングしたいキーを押します。先程まで青く光っていた部分が赤で点滅します。
- 新しいキー割り当て(キーの中身)となるキーを押します。
複数のキーストロークも可能で、1.5ms, 0.1s, 0.5sのディレイも入れることが出来ます。
ちなみに、プログラミング中もPCへはキーが入力されてしまうので注意して下さい。 - キーの中身を入力し終わったらPnキーを押します。赤い点滅が青の点灯に戻ります(2の状態へ戻る)。
- 他のキーも3~4を繰り返してプログラミングしたら、
Fn + 右Ctrl
でプログラミングモードを抜けます。
おまけ2: プログラミングのリセット方法
- レイヤーのリセット
Fn + R
を押すとPnとスペースキーの間が白く点滅するので、その状態を5秒間保持します。点滅が終わるとリセット完了です。 - 全レイヤーのリセット
両方のAltキーを押すと、レイヤーのリセット同様に白く点滅が始まるので、後は同様です。
おまけ3: MINILA Airと大きさ比べ
国内で一番買いやすい60%メカニカルキーボードであるMINILA AirとVortex Core。
上から見ても横から見ても圧倒的コンパクト。
MINILA AirはBluetoothなのが素晴らしいですが、電池なしでも680gという圧倒的重さで持ち歩けません……
おまけ4: Barocco MD600と大きさ比べ
左右分割型60%という世界的にもまだ少ないキーボードながら、アーキサイトが扱ってくれたことで国内でもめっちゃ買いやすいBarocco MD600。
左右分割のせいか、MD600はフレームがやや太め。
フレームレスとも言うべきVortex Coreと比べると目立ってしまいます。
おまけ5: MiniVan Keyboardと大きさ比べ
同じく40%キーボードであるMiniVan Keyboardですが、キーの数はVortex Coreよりさらに少ないです。
横から見るとMiniVanは一番低い手前でもVortex Coreよりかなり高めで、良くも悪くも存在感があります。
キーキャップは両者ともフラットなDSA Familyです。
【追記 2017/09/15】
なんと、アーキサイトがMistel Baroccoに続いてこのVortex COREも国内で取扱を始めました。Baroccoは左右分割エルゴノミクスですが配列自体は素直なのでまだわかりますが、まさか40%キーボードを取り扱っていただけるとは……
Vortex COREは40%にしては左右にちゃんとシフトやコントロールキーが合ったりと比較的素直ですし、キーボード本体だけでプログラミングが可能だったりと扱いやすいキーボードなので、40%デビューにはちょうどよいと思います。なによりハンダ付けの必要もないですしね……
16件のフィードバック
-
ピンバック: 白露型Reebokできたよー(主に時雨) | Romly
-
ピンバック: あけましておめでとうございます! – Romly
massdropに来てたので注文しました!この記事のおかげです
追加レビュー楽しみにしています!!!!
レイヤーの設定のせいか、キーボードから日本語モードと英語モードの切り替えができません
英語キーボードとして認識されているからかもしれません。通常、英語キーボードではAlt+`で半角/全角の切り替えになるので、Vortex COREで言うとAlt+Fn1(赤)+ESC(`)でどうでしょうか・・・?
vortex coreのレビューを求めてたどり着きました。
僕はOS側で日本語配列を選んでいます。
(記号系が印字と異なりますが、読みから変換しちゃってます)
日本語配列だと、
Fn1+ESCで日本語/英語切り替え(IMEオンオフ)が出来るので、
ちょっと楽ですよ。
Windows10で確認ずみ。
mechanicalkeyboards.com
での購入のしかた教えて下さい、、
普通のショッピングサイトみたいに買うものをAdd to CartしてカートからCheckoutすれば買えます!支払いはPayPalいけます!
massdropでのキーボード購入を検討しているためレビュー参考にさせていただきます。もしご存知でしたら教えていただきたいのですがmassdropなどで販売されているキーボードには左下のctrlとaltキーの間のwinキーの代わりに他の表記のキーがあるものをよく見かけるのですがあれはwinキーと同じ機能を持つキーと考えてよろしいのでしょうか?
ものによります! 大抵はキーの柄に関わらずCtrlとAltの間はWinキーとして機能しますが、絶対ではないです。”programmable”の表記があれば何らかの方法で好きに配列をいじれるので、チェックすると良いと思います。キーボード自体にその機能がなくても、ソフトウェア的に配列をいじるソフトがWindowsやMac用にあるので、そちらを使う手もあります。
ご丁寧に迅速な回答ありがとうございます。
https://www.massdrop.com/buy/massdrop-alt-mechanical-keyboard
こちらのキーボードのデザインが気になり軸もMXチェリーと自分の要望にピッタリのため購入検討していたのですが日本で海外サイトでの購入品をレビューされている方がとても希少でしたのでとても参考になりました。
ご指南の通り確認したところ製品紹介ページに”programmable”の表記があるようです。winキーは割と頻繁に使うので試行錯誤し設定挑戦してみようと思います。ご親切にありがとうございました。
Massdrop ALT Mechanical Keyboardかっこいいですよね! AltとCtrlの間のMetaの表記があるキーはおそらくWinキーのはずです。Massdrop公式でGUIでレイアウトを変更するページもあるみたいなので比較的カスタマイズもしやすいかと!
https://www.massdrop.com/talk/10343/how-to-configure-your-alt-keyboard
ご丁寧にリンクまでありがとうございます! もともとwinキーなのですね!少し安心いたしました!
レイアウト変更できるページもあったんですかね確認不足でした。Romlyさんのお言葉で安心して購入できそうです笑