3Dプリントでミミノアーレ作りました!
3Dプリントの楽しさにハマっておりまして、これまでのキーチェーンのような小さいものではなく、もっと大きくて複雑なものに挑戦してみました。上の写真で分かる方もいるかもしれませんが、ミミノアーレです!!
そう、艦これ叢雲ちゃんのアレです。実は同人コインシリンダーの3Dモデルより先に作っていたもので、blenderで初めて本格的なモデリングに挑戦した作品になります。これくらいで本格的なモデリングと言うと笑われてしまうかもしれませんが、blenderを初めて触ってから一ヶ月弱、自分にとっては超大作であります。
blenderの操作方法を調べながら、試行錯誤を重ねに重ね、やっとこさ3Dプリント依頼したものが遂に届きましたので、写真で紹介させて下さい。
3Dプリントサービスですが、今回は初めてShapewaysを使ってみました。送料が$26かかってしまうのが難点ですが、それ以外はサイトの使い勝手もよく、出力も早いため、オランダからの国際輸送にかかる時間を含めてもさほど変わらない時間で作ってくれます。
また、1ファイル内の複数パーツも個別に包装してあって丁寧だなと感じました。DMM.makeだとパーツが分かれていても同じ袋の中に入っています。
こちらが完成したミミノアーレの3Dプリントです!
セグメントが少なすぎたため、曲線に層がでちゃったりはしていますが、まごうことなき「ミミノアーレ」で我ながら感動しました!!
先端部分のラインは無印の折れている方にしつつ、改二の細かいリベットも付けてみました。
ちなみに、ミミノアーレというのは艦これというゲームの駆逐艦・叢雲というキャラクターの頭に2つ浮いているパーツ。ミミノアーレというのは正式名称ではなく、“耳のアレ”から来ているんだと思います。
自分はうぇるきゃ氏のちびくもちゃんシリーズでハマりました。ずばりミミノアーレの謎に迫る「ムラクモー」おすすめです。
虹色っぽい色付けたら一気に胡散臭くなって一人で爆笑してる pic.twitter.com/kuPCviT5JG
— うみわたり(ぱちえ) (@Ritawamiu) 2016年11月30日
大きさはこれくらい。iPhone 6sと同じくらいで、約13cmといったところです。公式イラストではもっと細長いデザインですが、こちらは寸胴にディフォルメして作りました。SDガンダム風です。
頭の後ろは本来何もなく、ヘルメットのようなデザインなのですが、この大きさだとのっぺりしてしまうと思いアレンジしました。“兜”のように開いたデザインにし、排気口的なものを付けてみました。これはこれで、飛びそうでカッコイイかなと……
3Dモデルなので、底面もちゃんと作りました。構造上の制約があったので、3本ラインや凹んだ部分の特徴は残しつつ、胴が太くなるようアレンジしてあります。
先端部分のつっかえ棒みたいなのは強度の補強と、ストラップホールの代わりです。ここにストラップをつければぶら下げられるようにしました。
さて、先程書いた構造上の制約がこれです。後ろと前に筒状の空間を作りました。底にはツメを設けてあります。
そこに取り出したるはこちらのバネでございます。
写真にちょいちょい見切れていた、皿状のパーツに取り付けます。ちゃんとばねが置けるように爪を付けたんですが、サイズは問題なさそうです。ふむ!
そしてこのように、ばねを取り付けたパーツが先程の筒状の空間に綺麗に収まります。先程の写真にありました底面ツメはバネの位置合わせになっているのです。注文したばねの長さもバッチリ。
さて、何のための構造かおわかりになりましたでしょうか?
そう、コインシリンダーなのです!!
実は3Dプリントでコインシリンダーを作ろうと考えた時に真っ先にミミノアーレの形が思い浮かんでしまい、細かいことは考えずモデリングに取り掛かっていました。
ご覧の通り後部には500円が入ります。手持ちの500円玉があまり無く、一部100円玉を入れてみて数えたので正確ではありませんが、たっぷり23枚は入りそうです。
そして前には100円が入るようになっています。こちらは19枚入りました。残念ながら筒の内寸を間違えてしまい、100円には少しぶかぶかですが、使えないほどではありません。ふぅ。
というわけで、叢雲ミミノアーレ型コインシリンダーを作ったのでした。500円硬貨と100円硬貨がたっぷり入るコインシリンダー。未だかつてこんなに同人誌即売会にピッタリのコインシリンダーがあっただろうか。いやきっと無い!なので作りました。
しかも見た目はミミノアーレなので、砲雷撃戦やなにこれ!のお買い物にピッタリ。
※ミミノアーレ型ではありませんが、お札も入るさらに便利な同人コインシリンダーも作成中です。3Dプリントが仕上がったら記事にまとめるのでご期待ください!
同人コインシリンダー 3Dモデル完成!
http://romly.com/archives/2017/11/dojin_coincylinder_model.html
ちなみに3Dモデルはこんな感じ。3Dプリントに出てしまっている“層”はそもそもモデルの頂点が少なすぎることがわかります。もっと細かく作るべきでした。他にもナイロン素材に対して細すぎる造形があったり、blenderの使い方に慣れないせいで希望通りの形が作れていない部分もありますが、概ね想定した通りのミミノアーレ型コインシリンダーを作ることができました。3Dプリントってほんとすごいですね……
さて、今年の冬コミはこれでお買い物できるかなー。
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