完全自作キーボードへの道9:ケースの3Dプリントが到着!
This post has English version here “Road to build my own keyboard part 9: 3D printed case arrived!“. Please be patient with my poor English!🙇
気長に挑戦中の自分だけの完全自作キーボード、その名もINSS40キーボード。前回の「完全自作キーボード「INSS40」ケースデザイン完成♪」という記事でモデリングが完成したのですが、その3Dプリントが届きましたので、写真でご紹介します!
まだ配線したわけではないので形だけですが、これはつまりコールドモック、動作しない以外はもはや完成品ですので、テンションダダ上がりです!
じゃじゃーん。こちらがINSS40キーボードの3Dプリント(右側)です。どうなるやら心配でしたが、パッと見は想定通り。3Dデータでイメージしたとおりの出来栄えで、ニマニマが止まりません。はぁ~本当にナイロンの3Dプリント好きだなぁ。速くご家庭用のSLSナイロンプリンタ出ないかなぁ。
※ちょうど今Kickstartarにあるみたいですね。€5,999とのことなので、約80万円超えといったところでしょうか😅
しかもアーリーバードでこのお値段なので、市販が始まったら150万円くらい? とても手が届きそうにありませんが、今は数万円で買える3Dプリンタも昔は高かったはずなので、この調子でどんどん下がって欲しいですねぇ。
ひっくり返して裏面はこんな感じ。骨組み構造もバッチリで強度はまったく問題ありませんし、配線のために開けまくった穴も機能しそう。ゴム足を貼り付けるための四隅のスペースも良さげ。かっこよくないですか?このキーボード、かっこよくない!?【自慢😍】
配線を楽にするために追加した穴たち。ここに通していけばスッキリ配線できるはず、として作りましたが、まあどうなるかわかんないっすよねー。何しろ配線したこと無いっすからー😛
背面の名入れも綺麗に入りました。写真だと照明のせいで少し読みづらいですが、実物だと小さい文字もしっかり読めます。しかし向かって左のキー2つの位置に謎の直線が出てしまいました。モデルデータをチェックしてみたのですが原因はわかりませんでした。
こちらは右側面の名入れ。ここにも謎の直線が出てしまいましたが、やはり原因は不明です。機能的にはまったく問題にはなりませんが、何故なのか気になります。
スタビライザーの使用を想定した親指キーまわり。懸念点だった細い棒状の部分も問題はなさそうです。この部分は底辺が1.5mm四方、長さ5mm近い四角柱になっています。もちろんその部分だけに力を入れれば折れるでしょうが、キースイッチとスタビライザーを付けて使う分には大丈夫そう。ナイロンは強し!
さて、見た目が良くてもキースイッチがちゃんと装着できなくてはキーボードになりません。さっそくGateronの青軸を装着してみましたが、これも問題なさそうですねー。はー良い!この自分だけのキーボードが完成に近づいていくのがたまらなく嬉しい!
まだ一番大変な配線作業が残ってるので今から拘る必要はまったくないのですが、小指でタイプするキーは軽いClear軸にしてみました。
キースイッチをはめた状態の裏側です。各スイッチのピンはよく見えているので、配線はなんとかできそう。多分。できると……思うんですけどね。親指キーのピンも、ギリギリ地面に干渉しない高さを保っています。でもゴム足を付けるともう2, 3mm高くなるので、最初からそれを想定してもっと攻めても良かったかも。
大きなチャレンジだったPro Microのホルダー部分。残念ながらこれは失敗でしたー!!
奥から差し込むスタイルだったのですが、Micro USBコネクタが干渉して穴を通らないんですね。テヘ。まあ、一発目で何もかもうまくなんて行かないものです。
幸いにも干渉部分は大きくないので、ヤスリで削ることにしました。ナイロンは加工しやすいのも良いですよね。これでなんとかPro Microが奥まで差し込めるようになりました。結果オーライ。
Pro Microを差し込めれば、後は想定通りの方法で固定することが出来ました。2階建て構造、バッチリです。でも考えたら、これ背面から差し込むんじゃなくて底面から差し込む方が良かった気がします。現状だとツメがコネクタ側にあるんですが、逆にコネクタの無い方にツメを持ってくる感じ。次作る時はそうしよっと。
もう一つチャレンジだったスタビライザーの取り付け構造。こちらは想定通り、まったく問題なしでした。一発でうまくいくと本当にうれしいですね! ナイロンがしっかり強度を確保してくれたお陰で、プレートマウントのスタビライザーがすんなり装着できました。
装着したスタビライザーを裏から見たところです。双方を繋ぐバーが手前にくるように装着するキーボードが多いと思いますが、INSS40においては、ご覧の通り手前が低くなっている上に強度確保もしなければならないので、バーが後ろ側に来るようにしました。
いじょ! INSS40キーボードの3Dプリントのご紹介でした。次はいよいよ配線を行っていかなければなりません。ダイオードはあるから、え、エナメル線……? とか言うのを買えばいいはず。どれくらい必要なんだろう。あ、直径が何ミリとかあるのか。えー何ミリがいいんだろ。細すぎても使いづらいんだろうなきっと……
これまでの完全自作キーボードへの道はこちらです。
http://romly.com/archives/tag/build-my-own-keyboard
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