SandVoxを使ってみる。
今までRapidWeaver4を使ってたんですが、慣れてくるといろいろ使いにくいところもわかってきました。ちょっとレイアウトに手を出すととたんに使いづらくなるんですよね。作ってしまったページやブログのエントリなんかはHTMLで編集することができない上に、レイアウトの機能がすこぶる使いづらく、動作にもちょっとおかしなところがあるので、全然思い通りにレイアウトできない。写真を添えて右や左に回り込ませたり、なんてことをやろうとするととてもイライラします。
というわけで、今度はSandVoxを使ってみたいと思います。RapidWeaverと比べると大きく違うのは・・・
- 仕上がりの状態で直接編集できる。RapidWeaverのように、編集とプレビューを切り替える必要が無くて楽ちん。
- 日本で使ってる人が少なく、日本語の情報が少なめ。国内パッケージ販売もないですしね。インターフェースは英語ですが、ご覧のように日本語も大丈夫なので、これは全く問題になりません。
- ほぼすべての場所をHTML編集可。RapidWeaverだとこのリストを一つ書くのにも、どこまでがリストとなっているのかわかりづらいですが、SandVoxならHTML編集すれば思いのまま。
- Designes(RapidWeaverで言うところのテーマ)の自由度がパない。特にサイトのタイトルのフォントとかすげー変わる。癖のあるデザインが多いけど、RapidWeaverみたく地味じゃないので楽しい。
- サイト構成がツリー構造。RapidWeaverは割とフラットな構造で、ブログを作る時もブログページを追加し、その中でエントリを編集するというスタイルですが、SandVoxではページの他にコレクションという、フォルダのようなページを追加できます。普通のページも、ブログのコレクション内に移動すればエントリに早変わり。もちろん通常のページを入れ子にしてメニューに階層を付けたりも簡単。
- サイドバーもパーツ。RapidWeaverでは、サイドバーのHTMLは編集できるものの、個々のページで独立していて、変更した場合は他の作成済みのページにも適用してやらないと統一できないとう変な仕様でしたが、SandVoxではサイドバーもパーツ単位で構成されていて、下位層のページは自動的に統一されます。パーツもいろいろ用意されてるし、もちろんカスタムHTMLもOKなのでブログパーツを置いたりも問題なし。
- サイト内へのリンクを設定する時に的をリンク先へドラッグするんですが、その時の縄風の描画がGoLiveっぽくてGoLiveユーザーならちょっと嬉しい。
うーん、こう書いてるとRapidWeaverがSandVoxより優れてるところなんて一つもないんじゃないかという気になってきた。だがしかし。RapidWeaverからブログの記事を移しているうち、SandVoxで気になる点も出てきました。
- ブログにカテゴリ、タグなどが設定しづらい。ブログと普通のページの違いがないので(ブログコレクション内にあればブログになる)、カテゴリとかブログには当然付いてそうな機能を使うにはちょっとテクニックがいるようです。あとタグは対応してるのかなあ・・・?
- イメージを挿入した時のレイアウトが弱い。文中にイメージを挿入した後、左詰、センタリングなどごくごく簡単なレイアウトはできるんですが、イメージを移動した後にそれが出来なくなるようです。たぶんバグ。あとHTML編集できるからといってimgタグにalign=”left”などとこちらで書き足すと、画像へのリンクを失い、?マークになってしまうようです。完璧に自由なレイアウトに画像を配置するには、別の場所に画像を置いておいて、こちらでimgタグを書くといった必要があるかも。
RapidWeaverより癖があるソフトなのは確かですが、その分使いこなせばいろいろできそうな感じもするので、とにかくしばらく使ってみます。
SandVox – KARELIA SOFTWARE
http://www.karelia.com/sandvox/
RapidWeaver – Realmac Software
http://www.realmacsoftware.com/rapidweaver/index.php