KBC POKERを購入しましたー。
KBC POKERというキーボードを購入しました。二週間ほど使っていますが、かなりイイカンジです。いくつか写真とざっと使用感などを。
■特徴
簡単に言うと「Cherry軸を採用したテンキーレスキーボード」になるでしょうか。これをコンパクトキーと言うのかは難しいところですね。コンパクトキーのような変な配列は一切なく、キーの大きさもフルキーと変わりませんし。
形状が一番近いのはHHKですかね。HHKの最下列あたりをもっと素直な配列にし、Cherry軸にしたもの。あるいは、Majestouchの英語配列/テンキーレスからメインのアルファベット部分(ファンクションキーやカーソルキーを除いた部分)を切り出した感じです。
なんといってもコンパクトです。普段はRealforce、Majestouchなどテンキーレスのものを使っていますが、それよりもさらにコンパクト。AppleのWireless Keyboardよりもコンパクトなのにメカニカルですよ。素晴らしい。
ちなみに、黒軸、赤軸、茶軸、青軸とどれでも選ぶことが出来ます。素晴らしいですね。青軸を選んだところ、パッケージはトランプのダイヤが青になっていました。おそらくですが他の軸を選ぶと他のカードが色付きになるんだと思います。おっしゃれー。
■存在しないキーの使い方
他にあるようなコンパクトキーボードと同様、Fnキーとの組み合わせで使用します。このKBC POKERが優れているのは、トグル機構も備えていることです。
例えばESCキーはFn+チルダ(~)ですが、Fn+Qを押すことでチルダキーにブルーLEDが点灯し、ESCキーとなります。おそらくほとんどの人がチルダよりESCキーを多用すると思うので、この状態の方が便利だと思います。この状態でFn+ESCとしてもチルダが入力されれば完璧なんですけどね……そうはなってません。
カーソルキーも同様で、右Win、メニューキー、右CtrlをFnと組み合わせて使用するか、Fn+スペースでロックして使います。表計算や写真の整理などカーソルキーを重点的に使うときはロックしておけるのでなかなか便利。
他にもFnキーとの組み合わせでHome、End、PageUp/Downやメディアキーなんかもありますが、僕は普段から窓使いの憂鬱/のどかを使ってホームポジションで打てるようにしてあるのであまり使っていません。でもFnキーでハード的にちゃんと押せるのはいいですよね。
あと、ファンクションキーもありませんので、Fnキーと数字列の組み合わせになります。
■惜しい!
例えばこのキーボードはとてもコンパクトですが、ワイヤレスではありません。片手でぐいっと鷲掴みにできる手軽さがあるので、ワイヤレスならば最高でした。とは言え、他のキーボードと違って一般的なUSB mini-Bケーブルなのは素晴らしいです。mini-Bケーブルなら極細タイプや巻き取り式など、様々なものが出回っていますから好きなケーブルを使えますし、キーボード側で抜き差しができるので机の掃除の時などもさっと外して退避させることができます。キーボードとしてこれはとてもいいアイディアだと思います。
他に不満なのはやっぱりカーソルキーでしょうか。コーディング中はEmacs風のカーソルにしてあるので問題ありませんが、片手でぼーっとブラウジングしている時などにカーソルキーが必要になることはままあるので、その時にホームポジションに両手がないとカーソル移動しづらいのは違和感を覚えます。あとWindows7のWin+カーソルキーによるウィンドウの整列ですね。わりと頻繁に使うんですが、3キー必要になってしまったのがちょっと煩わしいです。ただ幸いなことにFnキーがカーソルキーとなるすぐ隣にあるので、親指でFnキーを押さえれば普通のカーソルキーと同じように使うことが出来ます。慣れですね。
あとは……刻印ですね。ちょっとうるさい。
■こんな人におすすめ
僕がそうなんですが、下記のような方には現時点で暫定的に究極のキーボードだと思います。
- テンキーは不要。
- 英語配列しか使えない。
- 机の上は広く使いたいけど、キー自体が小さいのはちょっと。
- テンキーレスでさえ、カーソルキーのエリアが邪魔だなーと思っている。
- キーボードの太くて硬いケーブルがむかつく。本当はワイヤレスがいい(KBC POKERはワイヤレスじゃないですよ)。
■その他に写真など
裏側にはディップスイッチがあります。ほとんどのキーボードにあるような格納式の「足」はありません。その分ゴム足が大きく、安定感があります。
ディップスイッチの機能は説明書によると下記のようになっていますが、試してないです。
- Windows_L Change to FN_L(左WinキーをFnキーに)
- Chaps Lock Ctrl_L Position Change(CapsLockとCtrlキー入れ替え)
- Window_L, Alt_L Position Change(左Winと左Altキー入れ替え)
- Window_L(FN_L) Lock(左WinキーをFnのロックに)
奥はホームポジションで左側(チルダキーより)にmini-Bポートがあります。自分で好きなケーブルを使えるので非常に便利です。なんで他のキーボードはこうなってないんだろう?
Apple Wireless Keyboardと比べてもこの奥行きの無さです。片手で簡単に鷲掴みにすることができます。これがワイヤレスなら最高でした。
Majestouch、Apple Wireless Keyboardと高さを比べてみました。足はありませんが、Majestouchの足を立てたくらいの高さは確保できていることがわかります。
カーソルキー部分がなくなり、トラックボールがかなり近くなりました。机もすっきりして気分いいです。
■購入方法
書くのを忘れていました、自分の場合はYahoo!チャイナモールから購入しました。着払いで安心して購入できるのですが、出品者によってはキャンセルされてしまうので気をつけてください。違う人をあたって3回目でやっと発送してくれました。
送料含めて9081円でした。
残念ながら日本で簡単に購入できるところは今のところないようです。かなりいいキーボードなので、ShopUさんあたり早く扱ってくれるといいですね。
通りすがりで申し訳ございません。はじまして、最近このキーボードを使い始めた者なんですが、半角アンダースコア”_”ってどのようにしたら打てるのでしょうか?
通常はシフトを押しながらハイフン(-、KBC POKERならサイドにF11の刻印)の位置で打てるはずですが……
もしそれで出ない/あるいは他の記号もキーボードの通りに打てないようであれば、Windowsが日本語キーボード設定になっているのかもしれません。
ご回答頂きありがとうございます。たしかに、日本語キーボードでした。。完全に無知でした、すみません。ありがとうございます。
お役に立てたようでなによりです。レジストリをいじって英語に直すか、「窓使いの憂鬱」などのキー置換ソフトで日本語設定のまま英語キーボード風に入力することも出来ます。僕の場合はレジストリ直した上で窓使いの憂鬱(のどか)も使ってます。好きなように設定できて便利なので。
使ってます。腱鞘炎のため、メカニカルキーボードを左右二つ使ってます。こうするとエルゴノミクスキーボード的に使えて、且つキネシスなんかよりだいぶ安価です。
で、どうしても左側にカーソルもテンキーもないものが必要で、これに到達しました。
非常に使いやすくて良いです。
最近Bluetoothのメカニカルがマジョスティックで出まして、サイズはこれとほとんど同じです。使いやすいんですが、重いんですね。鉄板が入ってるから。とても持ち運びに向いてない重さです。このPokerがワイヤレスでIpod touchで使えたら、言うことないのですが、そうはいきませんわ。
左右に2つ、離して置くスタイルで使ってみた事あります。左右分割のキーは安価で良い物が無いので、これだけコンパクトなキーボードだと2つ使ってしまうのもアリですよね。机の上がモノだらけでそのスペースすら惜しくなり断念してしまいましたが…
今はKBC POKERからMINILA Airに移行しました。仰る通り、とても重いです。持ち運ばないにしても、もう少し軽いと助かります。
期待したEneBRICKも、Amazonレビューを見る限り残念な出来のようで…
2019年現在。いぜんこのPokerxを購入し、未だ現役です。耐久性も良いですね。FilcoのMINILAを後に買いまして、MINILAは良いのですが、重いので携帯性がないです。となるとPokerは軽いので、持ち歩きが必要なときには活躍します。また、現在MINILAはAir(Bluetooth)しかありません。Bluetoothは、実は入力に(特に立ち上がり)若干の遅延があり、大量に文字を打つ時にいらつきます。おかげで有線のPokerがまた活躍しております。現在PokerIVがあるようで、これはホットスワップという事らしいのですが、Xはホットスワップではないですよね。そうだったら、現在茶軸から赤軸に交換してまたメインで使いたいのですが、ちょっと無理みたいで、残念です。ともかく軽量、コンパクト、耐久性ありの良いキーボードです。