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【感想】NETFLIX映画「ワウンズ: 呪われたメッセージ」想像力を試されるホラー


Wounds - Netflix
Wounds - Netflix

夏は過ぎてしまいましたが、ホラー映画が2本ほどNetflixに追加されていました。10月ということで、ハロウィン需要ですね。イベント自体は日本国内でも当たり前になりましたが、日本人のさがか、ホラー映画だけはまだ夏のイメージが抜けきりません。
一本はイーライ、もう一本はワウンズという映画です。どちらも2019年。イーライといえばチョー楽しい弁護士(古くなってしまいましたが、ガチでよく出来ためちゃくちゃオススメのドラマです)が有名だし、ワウンズもなんとなく[ワンちゃん]みたいな響きで楽しそうですが、いずれも2019年のれっきとしたホラー映画です。今回は後者を見てみました。

概要

2019年の配信映画で、劇場公開はされていません。配信映画と書くと立派に聞こえますが、ようは今どきのビデオスルーですかね? 邦題にはワウンズ:呪われたメッセージとサブタイトルが付いていますが、原題はシンプルに「Wounds」です。カタカナで書かれるとなんのことかさっぱりでしたが、傷というわりと易しい単語でした。さすがにカタカナでワウンズと書くのはどうかなぁと。wrongワロングって書かないですよね…… 百歩ゆずってウーンズだと思いますし、素直に「傷:呪われたメッセージ」で良かったのでは…… 相変わらずNetflixさん邦題が微妙です。監督さんはまだ新進と思われるBabak Anvari、いわゆる大作の作品はまだない方のようです。

あらすじ

謎の携帯電話に届いた不気味なメッセージ。ゆっくりと忍び寄る恐怖。癒えることのない傷は、痛みを増していくばかり。
ワウンズ:呪われたメッセージ

バーテンダーとして働く主人公は、ある日店で起きた揉め事のあと、未成年たちが忘れていったと思われるスマホを拾います。ロック画面に意味深なメッセージの通知が表示されたため、なんとなく興味本位でロックを解除。保存されている不気味な写真を見てしまい、それをきっかけにするように平穏な日常が崩れていきます。

キャスト

主演はArmieアーミー Hammerハマー、僕はあまり馴染みがなくて、唯一印象的なのは2013年の映画「ローン・レンジャー」の主役。あの映画は大好きです。その他にデッドプール2で運が良いというだけの映画映えしないドチャクソかっこいい能力を持つミュータントのドミノを演じたZazie ザジー Beetzビーツが出てます。話題のジョーカーなんかにも出てて、勢いのある女優さんですね。

Armie Hammer - Wounds(2019)
Armie Hammer - Wounds(2019)

ローン・レンジャーの時もそうでしたけど、ハンサムなんだけどちょっとだけ地味なんですよね。主人公になりきれない感じというか…

Zazie Beets - Wounds(2019)
Zazie Beets - Wounds(2019)

デッドプール次回作(X-Force)にもドミノとして出演予定のザジー・ビーツさん。
その彼氏役の俳優さんもどこかで見たことありそうで…… ないです。

ネタバレなし感想

携帯に届く不気味なメッセージ、関連して起こる不気味な出来事。この手のホラーではベッタベタにベッタベタな導入ですが、そこからの展開は割とユニークというか、じれったいと言うか…… ホラー映画にしては主人公の三角関係をやたら見せてくるし、何か起こりそうで起こらない状態が続くし、心霊的なものにしても「実は……」といった説明を一向にしようとしません。
主人公の行動も何がしたいのかわからずじれったいし、ヒロインも主人公を罵ってみたり呪われてみたり元気になってみたり自由だし、主人公の浮気相手も中途半端だし、しかもその主人公とのあれこれは本編にあまり関係ないし……
散漫な話だなぁと見ていたら、やっとビジュアル的に盛り上がってきたというところで唐突にエンディングを迎えます。えー、これからじゃないの…… というわけで、残念ながら僕のNetflixにおける評価は 〈悪いね〉となりました。映像はしっかりしていて、なまじ雰囲気はあるだけによけい肩透かしに感じます。

というわけで、ネタバレです!
見てない人はダメー!!



ネタバレあり感想

結局どういう話だったんだろう……? グノーシス主義というのを知っていればもう少し楽しめたのかなぁ? 調べたけどよくわかりませんでした。なんだかんだあって主人公が病んだというのは一目瞭然ですが、何故の部分がどうにも。

なんかもう全ての話が投げっぱなしで…… [グノーシス主義に関するあまり良くない儀式をした若者が、邪悪さとかの概念的なもの(なぜか人形ひとがたをしている)を捕まえて主人公の友達のエリックでラッピングしてプレゼントした]ということでしょうか。僕の足りない頭ではそこまでしか理解できませんでした。でも邪悪君、主人公の家に普通に出入りしてましたよね…… なんでわざわざラッピングしたんだろう。あ、もしかして主人公の家に現れてたとのは別!?
うーん、よくわからない…… し、ぶっちゃけつまんなかった! ゴメンナサイ!

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