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【キオスク】業務用超硬キーボードを買っちゃったのでとりあえず写真


防水キーボードが欲しい

昔から憧れていた文鳥さんをお迎えしてから、微妙に糞害に苦しんでおります。机はもちろん椅子、ディスプレイの裏、そして何よりキーボード。

Cherry MXを始めとする一般的なメカニカルキーボードはキーとキーの隙間からゴミが入りやすく、そして内部に溜まりやすい構造になっています。我が家の文鳥さんはどういうわけかタイピングをしているとキーボードの上に乗ってくる可愛いやつなので、キーボード上でもお構いなく排便なさいます。
キートップに落下すればラッキーですが、十中八九は見事にキーとキーの間に落下します(マーフィーの法則)。キーキャップを外して掃除するんですが、まあ段々と億劫になってサボりがちになるわけです。面倒くさいからね、しょうがないね。

気がつくとキーボードの内部には乾いた糞が溜まっていき(それから餌の殻も。これがまた大量)、気がつけば引っかかって押せないキーまで出てくる始末。ESCキーがゴリって言って下がらなかった時は笑っちゃった。
メカニカルキーボードでも掃除はできますが、キートップを外して掃除してまた戻すのは結構な手間。文鳥さんがいる限りそれを結構な頻度でやらないといけない。ズボラな自分には絶対ムリなので、まるっと水洗いできるキーボードを探しておったわけなのです。

文鳥殿
文鳥殿

いわゆる桜文鳥の色が整う前の子供の頃から、どういうわけかキーボードが大好きな困ったやつです。

水洗いできるキーボードというと、一時期流行ったシリコンの丸めたりできる防水キーボードとか、メカニカルっぽいけど水が下に抜けるようなのもありますね。

前者はまるまる水洗いできるので理想的なんですが、打ち心地悪そうなのでパス。後者は 〈耐水〉みたいのが多くて水で流していいのかわからないし、そもそもゴミが溜まる構造は同じなのであまり意味がなく。

あとは前面タッチパネルみたいなのもあるけど絶対打ちづらい。あと高い。PC98時代のようなふにゃふにゃカバーも最近は見かけません(あれは感触が気持ち悪かったですけど)。

「はぁ~、ちょうどいいのないよな~」と諦めかけていたころ、チャイナの通販サイトで遂に見つけてしまったのです!


キオスク端末用キーボード

超硬キーボード
超硬キーボード

はいコレ。業務用のステンレススチール製キーボードです。業務用ってのは要するにキオスク端末用ですね。日本の感覚だと信じられないんですけど、海外のATMとか割と野ざらし(外に面してる)なので、ステンレススチールの頑丈なキーパッドが付いてたりします。あれのキーボード版で、文字入力する必要がある端末やPC操作用のものなんだと思います。

屋外で使うように設計されたキーボードなんて防水設計最強に決まってますよね。
「でもお高いんでしょう?」
「いーえ、今ならなんと送料込み106ドル!」
買うしか無いでしょ。

というわけで、「シリコン製は打ちづらいからヤダ」とか自分で言ってたのすっかり忘れて注文してしまいました。こんなものシリコン製なんかよりよっぽど打ちづらいに決まってるのに。

まあ無事到着し、早速突き指しながらタイピングしてますので、お写真でご紹介したいと思います。

自分は上記のお店で購入しましたが、 〈Kiosk Keyboard〉で検索すれば山程出てきます。マウス用のタッチパッドが付いてるのもあるし、トラックボールもあるし、レイアウトもたくさん。
日本も国内でこういうの買えるようになってほしい……


中国から無事到着

箱
箱

3週間強ほどで中国から着弾。肉厚のクッションで中身も無事。便利なご時世です。

中身
中身

外箱の中にはダイレクトに製品が。説明書も何もありません。普通は個人が買うようなものでもないでしょうしね。しかしそういった製品が1個からアッサリ買えちゃっうのが中国のすごいところ。日本もこうなってくれないかなぁ。
右の方が空いてるのは、自分が買ったのが60%レイアウト版だからですね。テンキーが付いていたり、トラックボールが付いているタイプもありました。

保護フィルム
保護フィルム

全面に保護フィルムが貼ってありました。縁にはゴムパッキン的なものが。キオスク端末に装着する時はこのパッキンより内側が表に出るようにするのでしょう。

保護フィルム
保護フィルム

新品ガジェットの保護フィルムを剥すのはいつだって気持ちいい!
輝くツヤツヤのステンレススチールにテンションだだ上がり。

本体底面
本体底面

本体裏側はこんな感じ。中央に基板が入っていると思われる高さ2.5cmほどの箱が付いています。ご覧の通り完全にキオスク端末に取り付けることを想定していて、このまま机においてもガタガタとバランスがとれずうまく打てません。

USB
USB

接続は普通のUSB。残念ながら本体直付けで交換のできないケーブルですが、長さはたっぷり2mくらいあるのでPCに届かなくて困ることはなさそう。


レイアウト

レイアウト
レイアウト

スペースキーとエンターキー以外は1Uサイズのキーしか無いものの、意外なほどオーソドックスな60%レイアウト。
Altとスペースの間にPageDown/PageUpがあるのがユニーク。
購入したのは英語配列ですが、フランス語やドイツ語、アラビックなど様々な配列が選べるようでした。

右側レイアウト
右側レイアウト

カーソルキーが独立しているのはありがたい。その分右シフトが遠いですが、自分は左シフトしか使わないよう矯正したので無問題です。
バックスペースがやや遠いので、バックスラッシュと入れ替えた方が使いやすそう。
カーソルキー横にユーロ記号があるのが珍しいですね。やっぱATMだからかなー。入力すると普通に が入力されます。その代わりAppキーが無くなっています。

左側レイアウト
左側レイアウト

要らない子と言われがちなCapsLockがしっかりあるのも購入に至ったポイント。自分はModキーにするので必須なのです。と言ってもAの隣のキーをmodにしたいだけなので、@と入れ替えて使うことになりそうです。
F1~F12はFnとの組み合わせで。ファンクションキーは無くても困りませんが、あればあるで便利ですもんね。

そういえばFILCOが30周年企画としてMajestouch 2S Metal SUSというステンレス筐体のMajestouchをリリースしましたが、こちとらキートップまでオールステンレスですからね、勝ったもんね!(笑)


カスタマイズもしてくれたよ

カスタマイズ
カスタマイズ

Zの隣のシフトキーですが、実は元々Fnキーで、写真のFnキーの位置がシフトでした。シフトキーは多用するので遠いと困ります。商品ページにはカスタマイズOKみたいな事書いてあったので、ダメ元でお願いしたらちゃんと入れ替えてくれました。しかも追加料金無し。
こういうカスタマイズをMOQ1個でサクッとやってくれる、チャイナの恐ろしいところです。


後記

超硬キーボード
超硬キーボード

というわけで以上、お写真でざっくりご紹介でした。

肝心の打ち心地ですが、硬いですよ。ええ、それはもう突き指しそうなくらいに(笑)。
ストロークは浅くて目測だと1mmくらいですが、スペック上は2mmあります。底にごくわずかなバンプを感じます。キー同士の間隔は空いていますが、キーが小さいのでピッチ自体はおそらく19.05mmベースだと思います。スペースキーも構造は不明ながら、どこを押してもしっかり入力されます。
見た目に反して、レイアウトやサイズ感は驚くほど普通で違和感はありません。しかしなにしろ各キーが重いので、常用は厳しいだろうなというのが触ってみた第一印象。突き指は冗談にしても、小指なんかは本当にじんわり疲労骨折しそうでちょっと怖いですね(笑)

いずれにしろ底面がガタガタでこのままでは机に置けないので、3Dプリンタで台を作ってみようと思います。キーがもう少し軽ければなぁ…… ロボットに各キー十万回とかタイプさせて、いわゆる “エージング”させたらいい感じになるのかも。

あ、でもこれから冬、冷たそうだな……(そんなことより指の心配をしろ)

スペック

最後に、気になる製品スペックを抜粋するとこんな感じ。IP65、トップパネルは水洗い大丈夫っぽいので当初の目的である糞の侵入や掃除の容易さはクリアできました。
しかしアクチュエーションが120g…… 一般的に非常に重い部類とされるCherry MXのグレー軸でも70g~80gだったと思うので、指を鍛えるにはぴったりですね()

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