共感性羞恥という比較的新しい言葉について。

共感性羞恥

共感性羞恥きょうかんせいしゅうちについてググったら、こんなページを見つけました。もう三年前の記事ですが、いろいろな言葉が紹介されていてとても勉強になります。しかし! ちゃうねん。ぜんぶちゃうねーんw

傍ら痛い日本語「共感性羞恥」にさよなら
https://www.poc39.com/archives/4970

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子供の頃から悶絶もんぜつしていたシチュエーションにやっと「共感性羞恥」という名称が付いたので、最近はこの苦しさの説明が他人にもしやすくなってたいへん助かっております。

ところが「いや、それは違うんだけど……」という解釈をしてる人も居ます。これは当然のことで、個人の感じ方は繊細で人それぞれ、それを共通の言葉で表す事はそもそも無理です。だからこそ「強いて言うならばこれ」といったもっとも近い状況を選択できるように一見同じような感情にも無数の言葉が存在するわけです。

というわけで、上記記事で挙げられている共感性羞恥の代替案にツッコミたいと思います。
※そもそも全ての候補が「共感性羞恥」のように名詞形になってないので、もし代替できたとしても使いづらいのですが……

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傍ら痛い(かたはらいたい)

  • 音だけだと「片腹痛かたはらいたい」(意味がぜんぜん違う)。笑い事ではなくて、会話中に「うぅ、傍ら痛い」って言ったら十中八九「片腹痛い」と取られ、人の不幸を笑う冷淡な人間だと思われてしまうこと必死です。
  • そもそも言葉が古すぎて馴染みがなく、感覚的な意味が掴みづらい(僕の人生では聞いたことありませんでした)。

そしてweblio古語辞典の意味ですと…

かたはら-いた・し 【傍ら痛し】

  • ①きまりが悪い。気恥ずかしい。▽自分の言動を、そばにいる人がどう思うかと強く意識される気持ち。
  • ②腹立たしい。苦々しい。みっともない。▽他人の言動を、自分がそばで見聞きして気に入らないと思っているときの気持ち。
  • ③気の毒である。心苦しい。▽そばにいる人のことを思いやる気持ち。

https://kobun.weblio.jp/content/%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%81%AF%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%97

①は近いんですが、共感性羞恥の絶対条件として他人のシチュエーションを見聞きして感じる苦しさなので、自分の言動のことではないんですね。

②は他人の言動に対して感じるという意味では近くなったのですが、この「他人がみっともなくなっている様子」を見聞きし、さらにもう一歩進んで自分の事のように感じ、そこから自分が苦しむというのが共感性羞恥であって、ただ「あの人みっともないなぁ」と感じているわけではないのです。

③これも②のズレに近いですね。あの人可哀想、気の毒と思っているだけではなく、それを自分に置き換えて感じてしまっているのが共感性羞恥です。

もう一つ重要な要素として、共感性羞恥って「思いやる」気持ちなくないですか? 僕はないです。むしろあーもー何やってんの馬鹿じゃないの!ぐらい思っています。そしてそれをすぐさま自分に置き換え、穴があったら入りたい、今すぐ消えてしまいたい、これだから自分はブツブツブツブツ……と己の存在を呪うモードに入ってしまいます。その時、共感性羞恥を感じるきっかけとなった人物の事はもはやどうでも良くなっています。他人に共感して共感性羞恥を発動したくせに、発動した後はもはや一切共感などしておらず、自分の羞恥のみ残るんです。面白いですね。あくまで自分の場合ですが。その意味では上記記事内にある「観察者羞恥」という言葉の方が共感性をあまり見出していないという意味で正確なのかもしれません。

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いたたまれない

この言葉は多くの人に通じますし、フォーマルに使える「共感性羞恥」の言い換えかもしれませんが、とにかく弱いですよね。この言葉で済ませられる時は心の余裕ありまくりな気がします。自分の場合だと「見てたらなんかもーいたたまれなくなっちゃってさー」みたいな感じで、可哀想の上位程度の感覚で使うことが多い気がします。自分は全然ノーダメージの時。

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こっちまで恥ずかしい/こっちが恥ずかしい

単に一つの言葉になってないので少し使いづらいのと、恥ずかしい結果としてもう死にたい、消えたいといった負の感情が表しきれていない気がします。あと経験上、この言葉を使う時はこの感情を抱かせる元凶となった相手と直接対話していることも多いような……。そして相手を責めている事も。例えばマナーの悪い人間と同席した時に「こちらまで恥ずかしいのでやめてください」などとたしなめたことはありませんか?

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地獄/あちゃー

記事の方でもあくまで参考として挙げただけでしょう、さすがにこれは論外です。内輪ネタですね。コンテキストを完全に共有している相手じゃないと使えない。まあ、共感性羞恥を感じている時ってめちゃくちゃ端的に言えば「地獄」なんですが、語彙力wwwwwって感じになっちゃいますね。雑過ぎです(笑)。

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記事のコメントに「自分がそうでないからかける記事」ってあったけど、そうかもなー。残念ながら筆者さんはきっと感じたこと無いんだろーなー。羨ましー。うまらやしい。

というわけで、「共感性羞恥きょうかんせいしゅうち」積極的に使っていきたい所存です。

あととても勉強になりました。やはり自分の感じる感情はこの辺の言葉では表せないものだったんだ(もちろん共感性羞恥で完全に表せているわけでもないと思う)、とか、いろいろな言葉があって日本語って面白いなぁ、とか。

どうでもいいけどこれ、すごく「ブロガー」みたいな記事じゃないですか!? 10年以上ブログやってこういうの初めて書いた気がします……

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