【感想】NETFLIX映画「父さんはオジロジカ・ハンター」ジョシュ・ブローリン主演の割には……

ジョシュ・ブローリンが安っぽい感じのコメディ? 絶対バカなキャラじゃん、楽しそうじゃんと思って観てみたわけですが……

概要

2018年のNETFLIXオリジナル映画。アメリカ。原題「The Legacy of a Whitetail Deer Hunter」、邦題「父さんはオジロジカ・ハンター」。いや、前からちょいちょい気になってはいるんですが、NETFLIXさん、邦題もう少し頑張って(笑)。

ジャンルとしては親子ものヒューマンドラマ。緩いですがアドベンチャーと言えなくもないでしょう。コメディ…… らしいですよ。あんまり笑えなかったかな。これは後述。

あらすじ

親子のきずなを深めたいハンター、初めてシカ狩りに挑む息子、売れるDVDを撮りたいカメラマン。3人の珍道中、一体どうなる?!

父さんはオジロジカ・ハンター | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

主人公はシカ専門のハンターで、シカのハンティングドキュメンタリー的なDVDを自主制作してるみたい。残念ながら妻とは離婚。息子とは定期的にしか会えないようです。一方の妻は新しい彼氏と同棲中。ありがち。
息子を鹿狩り旅行に連れていきます。親子の絆を深め、息子は初めてのハンティングを経験し、そしてその様子をドキュメンタリーとしてもおさめて一石三鳥な素晴らしい旅にしたいところなのですが、そううまくはいかないよーって話ですね。

これから見る方に先に伝えておきたいのは、コメディ作品では無いということです。ひょっとするとコメディとして作ったのかも知れませんが、そんなに笑えないし、割と終始真面目な感じで父と子の交流を描いてるんですよ。最初からそのつもりで見ておけば、あれ、笑えないなぁってならないと思うので。

そうそう、オリジナルの英語で見ることをおすすめします。吹き替えは子役の声があまりうまくないので、かなり気になってしまうと思います。他の吹き替えは大丈夫なんですけどね。

キャスト

主演はJosh Brolinジョシュ・ブローリンノーカントリーとかボーダーラインとか、ハードボイルドなイメージのある俳優ですが、最近はサノスにケーブルと、単なる悪役に留まらないヴィランとしてアメコミ映画ファンにもおなじみ。実は他にもジョナ・ヘックスやらシン・シティやら、アメコミの出演作はかなり多いのです。個人的にはメン・イン・ブラック3の若い頃のK役がとってもキュートで好きです。
映画好きなら誰しも、ジョシュ・ブローリンという役者を認識した後「グーニーズのあいつだったのか!」って驚いた経験がありますよね(笑)。

他にはDanny McBrideダニー・マクブライド。コメディ他、ちょいちょい見かけるおじさんなんですが、名前までは知りませんでした。うーん、最近見たやつだとエイリアン:コヴェナントなんですが、たしかに出ていたなぁぐらいの認識です。

感想

というわけで、ネタバレです!

これ、見る前はコメディって思って観ましたよね? ね?

コメディっぽい紹介だったし、予告編もいかにもコメディといった作りだし。映画本編もいきなり安っぽいDVD映像から始まるので、「ははーん、ジョシュ・ブローリンがバカキャラなんだな!」ってワクワクしながら見るじゃないですか。 どんな風に笑わせてくれるんだろう、わくわく、わくわく…… あ、あれ? もう一時間くらい経つけど。さっきっからずっと思ってるんだけど、これ、真面目じゃない!? 存外真面目じゃない!? ってなりました。

ジョシュ・ブローリン演じる主人公は確かに「誰が見るんだこんなの」っていうDVD作ってるし、妻にも未練があって情けないけど、ディアハントに対する思いはとても真摯。息子のことも愛してるし、癖はあるけどすごく真面目な人なんですよ。コメディ映画にありがちな変な行動、空気を読まない行動は一切しないです。
そして息子も、いかにも都会っ子って感じで携帯ばっかりいじって人の話聞かない、憎たらしいところはあるけど、お父さんが人の話を聞けって言えばちゃんと聞くし、面倒くさい鹿狩りでも彼なりの面白さを見つけて楽しもうとする。そら彼女もできるわって感じで順応性が高いよくできた子なんですよ。コメディ映画にありがちな、空気を全く読まずに変な行動するわけでもない。

テンプレートっぽさがないまともな登場人物が集まった結果、そんなに笑えるイベントも笑える会話もなく、割と現実にありそうな旅を追う話になってしまって、コメディっぽさがほとんどなかったです。
作った人はおそらくコメディとしても作ってて、冒頭のハンティングなのにレーザーサイト付きのM416もらっちゃうところとかはアホらしくて好きなんですけど、ハンティングに出掛けた後はそんなに笑うところないんですよねぇ。
銃と言えば、お父さんの迷彩服は昔風で息子のはデジタル迷彩なのも現代っ子さの演出なのかな。そういう部分も含めて、丁寧な作りの映画だとは思うんですけどね。

ほとんど笑えないけど、よくあるお父さんと息子が道中で絆を深めるストーリーとして見ればすごく普通の映画でした。トラブルにも見舞われながら、お互いわかり合って、お互い成長する。ベタベタな展開ですが悪くないです。ただしコメディとしては失敗していると言わざるをえません。

常識的な人物だけだとコメディ映画にならないんだなぁ…… そんなことを考えさせてくれる映画でした。

そういえば、「お父さんと狩りに行って、銃を教わって、祖父の銃を受け継ぐ」のって映画見てるとちょいちょい出てきますよね。きっとアメリカでは文化として定着してるのでしょう。さすが銃社会。

1件のコメント

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